水槽を設置し、立ち上げる

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道具が揃ったら、水槽の設置をします。

水槽の設置場所について

水槽の設置場所は、次のような場所を選びましょう。
・水平で、グラついていない場所
・床の強度がある場所
・直射日光の当たらない場所
・コンセントが近くにある場所
・家電製品が近くに無い場所

設置の手順

  • 電源タップで複数コンセントを確保します。
    事前に、コンセントを何個使うのか調べておくと良いです。
  • 水槽、フィルターを軽く水洗いします。
  • 水槽台を置き、その上に水槽を設置します。
    水を入れた後は位置の微調整が難しいので、ここでしっかりと設置します。
  • サンゴ砂を軽く水洗いし、水槽に敷きます。
    バクテリア入りの砂は洗ってしまうとバクテリアが全部流れてしまうので洗わないでください。
  • カルキ抜きした水に人工海水の素を溶かし、水槽に入れます。
    比重は1.020~1.023となるよう、しっかり計測してください。
  • フィルターの電源を入れ、動作を確認します。
  • ライブロックを入れる場合は、水温が26℃になってから入れます。
    設置する際は、水槽を割らないように慎重に入れて下さい。

セッティングした水槽にすぐにカクレクマノミを入れるのはやめましょう。
まだクマノミ達が生きていける環境が、水槽の中にできていません。

水槽を立ち上げる

水槽が立ち上がるとは、水槽内に魚の住める環境ができる事を言います。
魚の住める環境とは、フィルターのろ材などにバクテリアが住み着き、水の中に生物ろ過のサイクルが出来上がった状態になる事です。
生物ろ過のサイクルが出来上がると、魚のフンなどから発生するアンモニア(非常に有害)が硝酸塩(わりと無害)へ分解されるようになります。

この生物ろ過のサイクルを作る手順を見てみましょう。

水槽立ち上げの手順

生物ろ過が機能し始めるには通常1〜2か月ほど必要になります。

1.海水内に『バクテリアの素』やライブロックを投入し、バクテリア発生のきっかけを作ります。
2.粒状エサを毎日ひとつまみ程、水槽内に投入します。
3.3日に1度のペースで水質のチェック(亜硝酸塩と硝酸塩)を行います。
〜1か月間、2と3を続けます〜
4.亜硝酸塩の数値が0になり、硝酸塩の数値が上がっていきます。
〜この状態になれば、一応水槽が立ち上がった事となります〜
5.水換えを行うことで、硝酸塩を除去します。
6.魚を水槽内に迎え入れる準備ができました。
 最初は、丈夫なデバスズメダイなどを入れる事をオススメします。

もっと早く立ち上げるには?

バクテリアの住み着いているライブサンドを底砂に使用したり、天然海水を使用する事で、水槽の立ち上げを早める事ができます。
ただ、ライブサンドも天然海水も割高なので、無理に使用する必要はありません。
懐に余裕があれば、使用してみると良いかも知れません。
(天然海水には人工海水では補給できないミネラルやプランクトンが含まれているとも言われており、効果は高いかもしれません。)

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