イソギンチャクと共生させよう

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ご存知の通り、クマノミはイソギンチャクと共生関係にあります。
クマノミの居る水槽にイソギンチャクを入れると、モサモサしたイソギンチャクとクマノミが戯れる光景が見れるようになるかもしれません。

イソギンチャクの特徴・飼育上の注意点

イソギンチャクの特徴や飼育上の注意を箇条書きします。

  • エサはオキアミやサンゴ用の液状フードなどを食べます。
    (光合成のみにしてエサは与えない方が良い、という説もあります。)
  • 照明は、蛍光灯でOKというものからメタハラが必要なものまで様々です。
  • 硝酸塩の少ない環境が必要です。イソギンチャクは排泄物が多く、水を汚しやすいです。
  • 水温が28℃以上になると危険です。26℃をキープできるようにしましょう。
  • イソギンチャクは好みの場所を求めて移動します。フィルターやポンプへの吸い込み事故に注意して下さい。
  • サンゴに触れてしまうとサンゴがダメージを負いますので、別々に飼育するのが良いかもしれません。
  • ヒーターに乗ってしまい、そのまま死んでしまう事もあります。ヒーターにはカバーを付けましょう。
  • 弱ってしまうとそのまま死んでしまう事が多いです。死んでしまうと、凄まじく水を汚します。
  • クマノミ以外の生物はイソギンチャクに食べられてしまう可能性があります。

特に注意が必要なのは、
・フィルターやポンプの吸い込み口
・ヒーター

この2点です。
万全の対策をしてから、イソギンチャクを迎え入れましょう。

クマノミとの共生について

冒頭でも述べましたが、クマノミ類はイソギンチャクと共生します。
しかしクマノミの種類によって入りやすいイソギンチャクが異なります。

カクレクマノミが入りやすいイソギンチャクとどの照明が向いているのかを表にまとめました。
マークが付いている種類は、カクレクマノミが入りやすいと言われています。

メタハラ向け

 
 
 
 
 

蛍光灯向け
センジュイソギンチャク
ハタゴイソギンチャク
イボハタゴイソギンチャク
ロングテンタクルアネモネ
シライトイソギンチャク
タマイタダキイソギンチャク
サンゴイソギンチャク

イソギンチャクがどのような場所に移動するのかについても、表にまとめました。

岩組みの上を光の方に移動 岩の根の砂との隙間に移動
センジュイソギンチャク
タマイタダキイソギンチャク
サンゴイソギンチャク
ハタゴイソギンチャク
イボハタゴイソギンチャク
ロングテンタクルアネモネ
シライトイソギンチャク

カクレクマノミの産卵にはイソギンチャクが必須という話もあります。
イソギンチャク飼育をする際には、上記の情報を参考にして下さい。

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