水槽の仲間を増やそう
海水魚飼育に慣れてきたら、水槽に新しい仲間を迎えてみませんか?
数多の魚の中から自分の気に入った種類の魚を追加し、理想の海水水槽を作り上げましょう。
水槽に何匹入る?
海水水槽で飼える魚の数は、水槽のサイズで大体決まってきます。
次の表は、水槽サイズごとの飼育できる数の目安です。
水槽のサイズ | 飼育できる数 |
---|---|
30cm水槽 | 小型魚1匹、エビ1匹 |
45cm水槽 | 小型魚2匹、エビ2匹 |
60cm水槽 | 中型魚1匹、小型魚1匹、エビ2匹 |
90cm水槽 | 大型魚1匹、中型魚2匹、小型魚2匹、エビ2匹 |
※使用しているフィルターのパワーやプロテインスキマーの有無で、飼育できる数は多少変わってきます。
海水魚の相性にも注意が必要
新しい海水魚を追加する時に気を付けなければならない事がいくつかあります。それは、混泳させる際の魚同士の相性です。
海水魚には縄張り意識が強い種類やとても気の強い種類がいるので、何も考えずに混泳させるとケンカの絶えない水槽になってしまいます。
混泳が原因で魚がケガしてしまう事を避けるため、事前に次の点を確認してから追加する魚を選んで下さい。
★同じ種類の魚は、1匹(もしくは1ペア)のみにする。
⇒他の種類の魚には温和でも、同種の魚には攻撃的になりがちです。
⇒2匹だとケンカしてしまう場合、3匹入れると争いが無くなるケースもあります。
★魚の気性をしっかり確認する。
⇒気の強い魚は、気の弱い魚をイジメてしまいます。
⇒気の弱い魚も、長期間飼い続けていると強気になる事があります。
⇒気の弱い魚を先に飼育し始め、後から気の強い魚を入れていくと良いでしょう。
(カクレクマノミは温和で導入しやすい種類です♩)
★体の大きい魚が優位になる。
⇒小さい魚同士がケンカをしていたら、体の大きい魚を追加してみると抑止力になるケースがあります。
⇒買った時は小さくても、次第に体が大きくなりバランスが崩れてしまう事もあります。
⇒体の小さい魚から飼育し始め、後から体の大きい魚を入れると良いでしょう。
★捕食に注意する。
⇒小さい魚やエビなどの甲殻類は、食べられてしまう事もあります。
⇒バスレットの仲間、ゴンベの仲間、ニセスズメの仲間、ヤドカリ、カニには要注意です。
⇒カエルアンコウやウツボ、サメなどの強力な魚食魚は単独で飼育するようにしましょう。
⇒ヤッコやチョウチョウウオなど、サンゴを食べてしまう魚もいます。
★困った時はショップの店員さんに相談しましょう!