水換えと掃除をしよう
海水魚を飼育していると、硝酸塩が溜まってきます。この硝酸塩は、古い海水を捨てる事でした除去できません。
(硝酸塩が発生する原因やろ過の仕組みはろ過の仕組みを知ろうを参考にして下さい。)
また、長く飼育していると水槽にゴミが溜まってきたりコケが生えてきたりします。
水槽内に溜まった食べカスやフンはアンモニア発生の原因になりますし、コケは水槽の見た目が悪くなってしまいます。
定期的に水換え(古い海水を捨て、新しい海水を注水する)を行い硝酸塩を取り除き、同時に水槽内の掃除を行って、キレイな海水水槽を維持していきましょう。
掃除の手順
海水水槽の掃除は次の手順で行います。
- バケツに新しい海水を作ります。
- 水道水をバケツに貯めて、カルキ抜きを入れます。
- 必要であればヒーターで水温を26℃として下さい。
- 人工海水を溶かします。
- 水槽のフィルターを停止します。
- 水槽内のコケをスクレイパーで掃除します。
- 掃除ポンプ(プロホースなど)で飼育水を排水しながら、砂の上のコケを吸い取ります。
- 3分の1の量を排水したら、作っておいた海水を注水します。
- フィルターを再稼働します。
(フィルターの排水口から水が出てきてるか、しっかり確認しましょう。)
※水換えを行う時はタオルを用意し、海水をこぼしてしまったらすぐに拭くようにしましょう。
海水をこぼしたままにしておくと床を傷めてしまいます。
また、家電製品に海水がかからないよう細心の注意を払って下さい。
コケの掃除を減らす工夫
次のような工夫で、水槽内のコケ発生を抑える事ができます。
・マガキ貝を飼育すると、砂の上に生えたコケを食べて掃除してくれます。
・シッタカ貝を飼育すると、水槽のガラス面に生えたコケを食べて掃除してくれます。
・プロテインスキマーを設置したり、フィルターをよりパワーの強いものに変えると、コケの栄養源を減らす事ができます。
・浄水器の水で海水を作ると、コケが発生しづらくなります。
・水換えの回数を増やすと、コケが発生しづらくなります。
・水槽に日光が当たらないようにすると、コケが発生しづらくなります。