カクレクマノミの体に白い膜が張ってるんですが病気でしょうか?(トリコディナ症)
魚の体に白い膜のようなものが張り付いている場合、トリコディナ症を患っていると考えられます。
トリコディナ症は進行が早く、早めの対策をとらないとあっという間に命を落としてしまう可能性があります。
トリコディナ症の症状
薄く白い膜が体に付き、魚は元気が無くなりほとんど動かなくなります。
進行すると患部がただれ始め、ウロコがはがれ、肉がえぐれてきてしまいます。
クマノミの仲間がかかりやすい病気で、水質の悪化が原因となるケースが多いです。
トリコディナ症の治療法
トリコディナ症の治療には淡水浴が効果的です。
淡水浴は次の手順で行います。
- バケツにカルキを抜き温度を26℃に合わせた水道水を用意します。
エアレーションも忘れずに行って下さい。 - 病魚を移し、約3分泳がせます。
- 淡水浴後に指の腹で患部を優しくこすり、膜を取り除きます。
- 最後にもう一度、約3分淡水浴をさせます。
- 治療後はいきなり水槽に戻さず、水合わせの要領で飼育水をバケツに少しずつ足していきます。
目安として、水道水と飼育水が1:4の割合まで水を合わせて下さい。 - 水槽に戻す際は、手ですくって優しく移して下さい。